Ayaka

アメリカ中西部 駐在生活1年目(2016.9~)

夫が転勤族なので、英語学習・ボランティアをしつつ、どこにいっても仕事もプライベートも楽しめるよう自分の道を模索中です。

好きなもの
読書(原田マハさん・角田光代さん・川内有緒さん)
旅行(アメリカ・チェコ・スペイン・フランス・バリ)
アート(モネ・ルノワール)

記事一覧(79)

自分と世界の新しい魅力を見つけに -ミネアポリス・Open Book-

旅をしていて楽しいのは、たまたま通りかかった場所がすごく素敵だったとき。12月に訪れたミネソタ州ミネアポリスで、まさにそんな場所を見つけました。夜ご飯を食べ終わり、車でホテルに向かっていた時のこと。オレンジ色のイルミネーションが施されたウィンドウの中に、たくさんの本が並んでいるお店がふと目に入ってきました。「何あれ!気になる!」とすかさずgoogle mapを取り出し、お店の場所をブックマーク。翌日の予定を変更してお店へ行ってみると、想像以上にワクワクする空間が広がっていました。そうやって見つけたのが、”Open Book”という施設です。”Open Book" って?Open Bookは、本にまつわるコミュニティ活動、アーティスト間のコラボレーションをサポートするための施設。テナントとして、下記の団体もスペースを設けています。The Loft Literary Center…幅広い年代を対象とした文章教室を主宰している非営利団体Minnesota Center For Book Arts…本×アートをテーマにした展示や講座を行っている団体Milkweed Editions…独立系出版社・本屋さん本をテーマにしたインテリアまず目を惹かれたのが、本をテーマに細部まで統一されたインテリアです。こちらは、本のページをイメージにデザインされた階段。その名も、”book stair"。

2017年に読んでよかった本ベスト10

2017年は、大人になってから一番本を読んだ1年でした。多分120冊以上は読んだと思います。今回は、その中でも読んでよかった本ベスト10をご紹介したいと思います!10位「笹の舟で海をわたる」角田光代主人公・左織とその友人・風美子を中心とし、昭和の時代を描いた長編小説。家族の世話をしながら伝統的な価値観を信じて生きる左織と、欲しいものは何でも手に入れたい!とストイックに生きる風美子。上の世代の方と話していて時折覚える違和感が、左織を通して昭和の時代を疑似体験したことでスッと消えていった気がしました。家父長制的な価値観や、必要以上に世間体を気にすることについて、今まで嫌悪感を覚えていたのですが、戦前に子ども時代を過ごした人たちにとってはそれが当たり前だったんですよね。一方で、左織とその子どもたちがどんどんすれ違っていく様子にはゾッとしました。価値観が違うのはいいけれど、違うことを認める余白は持っておきたいと思います。9位「スタンフォードでいちばん人気の授業」佐藤智恵スタンフォードの経営大学院で人気と聞くと、最新のビジネストレンドに関する授業をイメージしていました。でも、実際は心理学・行動経済学や、リーダーシップ・交渉術、マインドフルネスに関してなど、人の心に関する授業が人気だと知って驚きました。具体的な事例や実験データ、特に日本人に向けて役立つことについても詳しく述べられており、繰り返し読んで自分のものにしたい一冊です。8位「専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと」薄井シンシア17年間の専業主婦を終え、47歳で学校の”給食ののおばちゃん”の仕事を始められたシンシアさんは、その後10年で外資系ホテルのディレクター職に。専業主婦をキャリアと捉え、家事にボランティアに学習に、とストイックに取り組まれてきたシンシアさんがキャリアアップされていく様子を読んで元気をもらいました。今後のキャリア選択や、体調管理についてもヒントをもらいました。7位「人生に疲れたらスペイン巡礼 飲み、食べ、歩く800キロの旅」小野美由紀

もっと素敵な景色を見るために

先日、今通っている語学学校の先生が主演されている舞台「クリスマスキャロル」を見に行ってきました。普段、英語で映画やドラマを見るときは、そこまで聞き取れることを期待せず、気楽に見ることにしています。ですが、今回は「聞き取ってやる!」と意気込んで見に行きました。なぜなら、主演は英語の先生。発音がクリアなこともあって、授業では彼の言っていることはほぼ全部理解できています。しかも、劇の内容は「クリスマスキャロル」。ディズニー映画のテーマにもなるくらいシンプルなストーリーだし、念のため直前にあらすじをおさらいしていきました。そして、いざ舞台開始!「…あれ?」言ってることが全然わからない…。完全にイギリス人の商人になりきっている先生は、声色も発音も普段とは全く別人。文学的な表現を用いているからなのか、聞いたことのない単語も多くあり、意味を理解できないまま言葉はスルスル頭の中を通り過ぎて行ってしまいました。表情や動きで場面展開をなんとか推測しながらついていくのが精一杯でした。舞台終了後、「これは劇だから、理解できなくても今は仕方ない。次の課題が見えてよかった」と思う気持ちと、「これまであれだけ英語学習やボランティアを重ねてきたのに、こんなに理解できないなんて辛すぎる…」という気持ちがせめぎあい、悶々としてしまいました。

”なりたかった自分”を手放す

”なりたかった自分”という言葉を聞いて思い浮かぶものは何ですか?私は就活生の頃(もう10年近くも前・・・)描いていた将来の自分像を思い出します。その頃描いていた30代の自分は、子育てしながらバリバリ仕事もして、趣味も続けて、というバランスのとれた生活を楽しんでいる姿。さらに年下の女性から憧れられるような存在だったらいいな、なんて夢見ていました。そして、今。夫の海外赴任をきっかけにフルタイムの仕事から離れ、子育てもしていません。大好きで一生続けようと思っていたアカペラも、今はしていません。世界中からアメリカへやって来た友人と出会い、新しい価値観を知り、英語を磨ける今の環境ってとても幸せだなぁと思う日もあれば、すごく落ち込んだ気分になる日もあります。すごく落ち込んだ気分になる日、私は”なりたかった自分像”に苦しめられているんです。「あの頃なりたかった自分と、今の自分はなんてかけ離れているんだろう」と考え始めると、「自分の努力が足りなかったんじゃないか」「違った選択をしていれば、全てを手に入れられていたのかな」など、どんどんネガティブなループに陥ります。でも、ふと疑問に思ったのが、”なりたかった自分”だけが正解なのか?ということです。就活生の頃と、社会経験を経た今では出会ってきた人の数が違います。例えば、未婚・既婚、働いている・いない、子どものいる・いないに関わらず「この人のこんなところが素敵だな」と感じる方にたくさん出会ってきました。つまり、就活生の時には気付けなかった素敵な生き方にたくさん出会ってきたんです。それらを振り返った時に、自分の描いていた”なりたかった自分像”ってなんだか表面的だったな、薄っぺらかったなと感じました。もちろん、「仕事も、家庭も、趣味も」という姿ってかっこいいし、今も憧れる気持ちはあります。でも、大切なのは、それらの条件ではなく、「自分の選択に責任を持って、人生を楽しんでいるか」という姿勢なんだと気付きました。だから、”なりたかった自分像”はもう手放そうと思います。これから日本に帰り、どんなバランスで仕事や家庭や趣味に取り組んでいくのかはまだわかりません。でも、その時その時で、自分にとってベストな選択を、自分の意思で積み重ねていきたいです。就活生の時の自分よりも、今の自分の方が好きだし信頼できる。だったら、自分が積み重ねてきた選択や、その結果としての今の自分にもっと自信を持っていいんじゃないかな、と思います。”なりたかった自分像”を思い浮かべて、モヤモヤしたり、落ち込んだりしている人がいたら、一緒に手放してみませんか?