自分と世界の新しい魅力を見つけに -ミネアポリス・Open Book-
旅をしていて楽しいのは、たまたま通りかかった場所がすごく素敵だったとき。
12月に訪れたミネソタ州ミネアポリスで、まさにそんな場所を見つけました。
夜ご飯を食べ終わり、車でホテルに向かっていた時のこと。
オレンジ色のイルミネーションが施されたウィンドウの中に、たくさんの本が並んでいるお店がふと目に入ってきました。
「何あれ!気になる!」とすかさずgoogle mapを取り出し、お店の場所をブックマーク。
翌日の予定を変更してお店へ行ってみると、想像以上にワクワクする空間が広がっていました。
そうやって見つけたのが、”Open Book”という施設です。
”Open Book" って?
Open Bookは、本にまつわるコミュニティ活動、アーティスト間のコラボレーションをサポートするための施設。
テナントとして、下記の団体もスペースを設けています。
The Loft Literary Center…幅広い年代を対象とした文章教室を主宰している非営利団体
Minnesota Center For Book Arts…本×アートをテーマにした展示や講座を行っている団体
Milkweed Editions…独立系出版社・本屋さん
本をテーマにしたインテリア
まず目を惹かれたのが、本をテーマに細部まで統一されたインテリアです。
こちらは、本のページをイメージにデザインされた階段。その名も、”book stair"。
よく見ると、一枚一枚文字が書かれているんです。
天井を見上げると、そこにもたくさんの本が。
二階にある小さな図書室には、ミネアポリスにゆかりのある作家の本たちが並んでいます。
知っている場所に関する本を読むのって、自分の記憶の中にある景色や思い出と重ねあわせることができて楽しいですよね。
自分の可能性を広げてくれそうな、文章教室
コミュニティルームでは定期的に文章教室が開催されています。
子ども向けの作文教室から、大人向けの小説・詩の教室まで。
オンラインでも授業を受けられるとのことだったので、私もオンラインライティングに関する授業を受けてみることにしました♩
本×アートをテーマにした展示
展示スペースには、本×アートをテーマにした作品たち。
手にとってページをめくれる作品もあり、親しみやすさを感じました。
ユニークな本屋さん、Milkweed Books
独立系出版社が運営している本屋さん、Milkweed Booksでは、選書・読書会・著者を招いてのイベント等のサービスも提供されています。
店員さんの手書きポップで、丁寧にその本の魅力が綴られています。
日本の料理に関する本も発見しました♩
その他、本をテーマにした雑貨屋さんや、カフェスペースもあり、休日のたびにここに入り浸りたい、と思うほど本好きにとって理想の空間でした!
自分と世界の新しい魅力を見つける
Open Bookを訪問して、私も将来こんな場づくりができたらなぁと思いました。
文章教室を通じて、自分の考え方や表現力に気づけたり、読書会・アートの展示で知らなかった世界の面白さに触れる。
外国語を学ぶ場を設けることで、自分の新たな一面を発見したり、言葉の背景にある海外な文化を知ったりというのもいい。
自分と世界の新しい魅力を見つけ続けることができたら、日々を暮らしていくのはいつまでも楽しいと思うんですよね。
たまたま通りかかった場所から、すごく刺激を受けた1日でした。
一一一一一
ミネアポリスは、美術館に劇場、カフェなども充実しています。
北欧系の移民が多いとのこと、街に並ぶインテリアもどこか北欧風でおしゃれです。
アメリカ中西部にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
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