どんな道もきっと幸せ-犬山紙子さん「私、子ども欲しいかもしれない。」-
犬山紙子さんの新刊「私、子ども欲しいかもしれない」は、子どものいない方/ワーキングマザー/専業主婦の方/同性愛者の方など、あらゆる状況の女性へのインタビューと、犬山さんご自身の経験から、”子どもを持つこと”について綴られた1冊です。
この本を読んで、子どもを持つことに関して抱えていたモヤモヤが晴れ、すごくホッとしました。
30歳の今読めて本当によかった本なので、こちらで紹介させていただきます。
30歳を迎えて感じるモヤモヤ
30歳を迎えて、頭の中の声がエンドレスリピートを始めました。
「子ども、いつ産もう?」「産んだら自分の時間ってなくなるのかな?大好きな読書もできなくなるかも…」「でも親戚や友だちの子どもはすごくかわいいな~」「でも産んだら再就職なんてできるのかな?」「でも産まなかったら老後さみしいかも…」etc.
この本の冒頭では、まさに私の感じていた悩みが言語化されていて、「そうそう!」と一気に引き込まれて読み始めました。
きちんと考えて選択をしたら、その道が正解になる
犬山さんの文章には、最初から最後まで、温かい雰囲気が流れていました。
犬山さんご自身は妊娠・出産を経験されていますが、その視点はとてもニュートラルで、インタビューを受けたどの方の意見も尊重されていて、「どの道を選んでも大丈夫だよ」と言ってもらっているような気持ちになりました。
印象的だった2つのフレーズ
この本を読んで、特に印象的だったフレーズが2つあります。
「子どもを育てているからといって、自分の人生を生きてはいけないわけじゃない。」
→今後子どもを産んだとしても、世間の理想的な母親像に縛られる必要はないんだ。
色々なサービスを利用しながら、自分の時間も捻出して、フレキシブルに対応していったらいいんだ、といい意味で子どもを持つことに対するハードルが下がりました。
「どんな生き方を選んだってそこには自分のしたいことが詰まっている」
→一方で、もし子どもができなかったとしても、仕事や趣味など、自分の人生をやりたいことでいっぱいにしていったらいいんだ、とホッとしました。
私の夢
私は女友だちと過ごす時間が大好きです。
転勤で遠くに行ってしまったり、母親になった友人も増えてきたりで、20代の頃に比べて会える機会は減ってしまいましたが、60代になって、仕事や子育てが落ち着いたら、また大集合するのが私の夢の1つです。
それぞれの過ごしてきた時間を讃えあいながら、お酒を飲んだり温泉旅行したりできたら最高だなと思います。
その日が来るまで、子どもを持っても持たなくても、思いっきり自分の人生に向き合って毎日を過ごそう。
この本を読んで、そんなことを思いました。
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