Memorial Dayに思うこと
5月の最終月曜日は、アメリカの祝日Memorial Day。
兵役中に亡くなった方を追悼する日です。
たまたまミズーリ州のカンザスシティにドライブ旅行に行っていたのですが、カンザスシティには”World War Ⅰ Memorial and Museum”があることを知り、見学することに。
式典で話されていた言葉は聞き取れない部分もあったけれど、一緒に黙祷してきました。
入口には、追悼の象徴の赤いヒナゲシの花がたくさん。
博物館の中は、大きく2つのコーナーに分かれていました。
1つは、「なぜ第一次世界大戦が始まったのか」について、産業の発展や国際情勢の変化等の視点を交えた展示。
もう1つは、戦時中に関する展示。政府の方針や、戦時中の人々の生活が分かる資料が印象的でした。
軍隊への加入、戦争債の購入を促すポスター。
チェコの市民から、軍隊に加入した友人へ書かれた手紙。
「ここにあるのは飢えとパンの不足だけ。ベーカリーは閉まっていて、小麦粉は手に入らない。お肉はとても高い…」
第一次世界大戦が勃発したのは1915年、およそ100年前。
苦しく窮屈な世界がわずか100年前にあったことを思うと、衣食住に不自由せず、自分の意見を発言でき、簡単に国境を越えられる今の環境って、長い歴史の中でとても特別なことなんですね。
今をもっと一生懸命に生きてね、というメッセージをもらったような気持ちになりました。
メモリアルタワーからの眺めも一見の価値ありです。
カンザスシティに行ったら、まず訪れたい場所の1つだと思いました。
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