もっと素敵な景色を見るために

先日、今通っている語学学校の先生が主演されている舞台「クリスマスキャロル」を見に行ってきました。

普段、英語で映画やドラマを見るときは、そこまで聞き取れることを期待せず、気楽に見ることにしています。

ですが、今回は「聞き取ってやる!」と意気込んで見に行きました。

なぜなら、主演は英語の先生。

発音がクリアなこともあって、授業では彼の言っていることはほぼ全部理解できています。

しかも、劇の内容は「クリスマスキャロル」。

ディズニー映画のテーマにもなるくらいシンプルなストーリーだし、念のため直前にあらすじをおさらいしていきました。

そして、いざ舞台開始!
「…あれ?」

言ってることが全然わからない…。

完全にイギリス人の商人になりきっている先生は、声色も発音も普段とは全く別人。

文学的な表現を用いているからなのか、聞いたことのない単語も多くあり、意味を理解できないまま言葉はスルスル頭の中を通り過ぎて行ってしまいました。

表情や動きで場面展開をなんとか推測しながらついていくのが精一杯でした。

舞台終了後、「これは劇だから、理解できなくても今は仕方ない。次の課題が見えてよかった」と思う気持ちと、「これまであれだけ英語学習やボランティアを重ねてきたのに、こんなに理解できないなんて辛すぎる…」という気持ちがせめぎあい、悶々としてしまいました。


そして、今日。

その気持ちを若干引きずったまま、初めて会うアメリカ人とランチをしてきたのですが、ちゃんと相手の言っていることも分かったし、こちらの言いたいことも伝えることができました。

しかも、本が好き・翻訳に関わったことがある・旅行好き・内向的など共通点も多く見つかって盛り上がり、毎週ランチすることになりました。

行く直前までやっぱりキャンセルしようかな…なんて思ってしまっていたけど、思い切って行ってみてよかった。

ちょっと落ち込んでいた分、気の合う友人と出会えた嬉しさも大きかったです。

最近読んだしいたけ占いの本で、印象的な言葉がありました。

「私は自分を幸せにするために生きている。ここでへこたれるのもしょうがないけど、私はこの人生でもっと素敵な景色を自分に見せてあげたい」

踏み出した先に、もっと素敵な景色があるって思えれば、少しの失敗は跳ね返せそうな気がします。

残り3ヶ月のアメリカ生活、まだまだたくさんの素敵な景色を見るために、動き続けたいと思います!


colorfulnote

アメリカ生活 本 旅 アート 英語 アメリカ中西部 駐在生活2年目(2016.9〜) 英語学習・ボランティアしながら 自分の道を模索中。 日々感じたことを丸ごと綴っています。

0コメント

  • 1000 / 1000